多摩市連光寺でアシナガバチ駆除|2階窓の下にできた巣を撤去

2026年9月16日、東京都多摩市連光寺エリアの住宅で、2階窓の窓枠の下角(シャッターの下端に接する位置)に営巣したアシナガバチの巣を駆除しました。当日はあいにくの雨で、外壁もシャッターも濡れる中での施工です。巣は普段あまり見上げることのない場所にできていて、見つかったときにはすでに育房が数百室規模、白い繭蓋(まゆぶた)が多数並ぶ成熟した状態まで育っていました。この記事では、現場の状況と施工の流れを写真とともに振り返りながら、窓枠まわりに巣ができやすい理由、9月という時期にアシナガバチを放置する危険性、そしてDIYでの駆除に潜むリスクについて解説します。

目次

現場の状況|2階窓の窓枠の下角に営巣

今回の現場は、東京都多摩市連光寺にある一般住宅です。問題の巣は、2階窓の窓枠の下角、ちょうどシャッターの下端に接する位置の外壁にできていました。雨戸やシャッターの戸袋内部に隠れているタイプではなく、巣盤が外壁面にほぼむき出しで付着し、窓枠下角のわずかな隙間に半分寄りかかるような位置です。

実はこの巣、ご相談をいただいた時点でお客様がお写真を送ってくださっていました(掲載にあたりお客様の許可をいただいています)。まずはその事前のお写真からご覧ください。

多摩市連光寺の住宅2階、窓枠の下角にできたアシナガバチの巣とシャッターの位置関係が分かる全景写真(お客様提供・晴天時)
ご相談時にお客様からお送りいただいた写真(晴天時)。2階窓・シャッターと巣の位置関係がよく分かる
窓枠の下角に付着したアシナガバチの巣のアップ。巣盤表面と成虫多数が写る
こちらもご相談時にお客様からお送りいただいた写真。巣盤の表面と成虫の多さがはっきり確認できる

このように、LINEでお写真を送っていただくだけで、現地に伺う前から巣の種類やおおよその大きさを把握できます。「駆除が必要かどうかわからない」という段階でも、まずは写真でご相談いただければ幸いです。

多摩市連光寺の住宅2階、窓枠の下角にある巣を真下から見上げて撮影した写真(巣の裏側)
同じ巣を下から見上げた状態。下から見上げる角度で撮影しているため、事前にお送りいただいた写真(上)とは見え方が異なりますが、同じ巣です
住宅2階、窓枠の下角に営巣したアシナガバチの巣の全景
通行動線側から見上げる位置に巣があった現場の全景

見上げないと気づきにくい位置だった

この巣があったのは2階の窓上で、玄関アプローチ側から見上げる位置にあたります。普段の生活動線の中で視線が自然に向く高さではなく、洗濯物を干す、窓を開ける、外壁のメンテナンスをするといった機会がなければ気づきにくい場所です。同じ壁面には他の窓もあり、視線が分散しやすいことも発見の遅れにつながりやすいポイントだと感じます。なお、当日の施工写真は下から見上げる角度で撮影しているため巣の裏側しか写らず、事前にいただいたお写真と比べると小さく見えることがありますが、これは撮影角度の違いによるもので、巣そのものが小さくなったわけではありません。

窓枠の下角にアシナガバチが巣を作りやすい理由

窓枠の下角や雨戸の収納部の脇、外壁との取り合い部分は、アシナガバチにとって条件のそろった営巣場所になりやすいエリアです。理由はいくつかあります。

雨風を避けられる隙間があること

外壁と窓枠・シャッター部材の間には、施工上どうしても数ミリから数センチの隙間や段差が生まれます。この隙間は雨や強い風を遮る効果があり、巣が濡れたり揺さぶられたりするのを防いでくれます。巣は紙状の薄い素材でできているため、風雨から守られる場所ほど好まれる傾向があります。

人の出入りが少なく、振動も伝わりにくいこと

1階の軒下や玄関周りに比べ、2階の窓枠の下角は人が頻繁に近づく場所ではありません。ドアの開閉や物音といった振動も伝わりにくく、蜂にとっては落ち着いて営巣を進められる環境になります。今回の現場のように、通行動線からは見上げる形になる位置は特にその傾向が強く出ます。

外壁の凹凸が足がかりになること

表面に凹凸のある外壁は、巣の土台となる巣柄(すがら)を固定しやすく、蜂が足場を確保しやすい面でもあります。つるつるした平滑な外壁よりも営巣の初期段階で巣が定着しやすいと考えられます。

9月のアシナガバチはなぜ危険なのか

今回回収した巣は、白い繭蓋が多数見える状態でした。繭蓋は幼虫がさなぎになる際に自ら房にふたをするもので、これが多いということは、間もなく次々と新しい成虫が羽化してくる段階にあることを意味します。9月はアシナガバチの巣が一年のうちで最も大きく育つ時期にあたり、同時に来年の女王バチとなる個体やオスバチが育てられる時期でもあります。つまりこの時期に駆除を先延ばしにすると、単純に働きバチの数が増えるだけでなく、翌年以降につながる新女王まで育ってしまう可能性があるということです。

加えて、秋のアシナガバチは気性が荒くなりやすいとされています。巣の中に育てるべき個体が多く残っている時期ほど、外敵に対する警戒心・攻撃性が高まる傾向があるためです。夏場は比較的離れていれば刺激しなければ攻撃してこないケースでも、9月以降は巣に近づくだけで警戒され、刺されるリスクが上がります。今回のように育房が数百室規模まで育った巣は、まさに「先延ばしが最も危険な時期」の典型例だといえます。

雨の日でも施工を判断した理由

今回の施工日はあいにくの雨でした。雨天での施工は、防護服の着用と安全の確保を前提としたプロの判断によるものです。ご自身で雨の日に蜂の巣へ近づく、ましてやご自身で駆除を試みることは絶対に避けてください。天候だけを見れば作業を避けたくなる条件ですが、装備と経験を備えたうえでは、蜂の巣駆除において雨の日ならではの利点もあります。雨天時は多くの働きバチが外に飛び出さず巣に留まっているため、駆除の際に外出中の個体を取りこぼしにくいという面があるためです。

一方で、雨の日は外壁やシャッター、足場となる箇所が濡れて滑りやすくなり、脚立を使う作業では普段以上に足元の安全確保が重要になります。今回は巣の状態や天候の推移を踏まえたうえで施工を行いましたが、現場の条件次第では日を改める判断をすることもあります。天候だけで一律に可否を決めるのではなく、巣の大きさ・場所・その日の風雨の強さを見て都度判断することが必要な工程だと考えています。

施工の流れ

角度を工夫した薬剤処理

今回の巣は窓枠の下角、シャッターの下端に接する位置に寄りかかるような形でできていたため、正面から薬剤を吹きかけるだけでは巣の裏側まで十分に行き渡りにくい状態でした。そのため、巣の付き方や隙間の向きを確認しながら角度を変え、巣の裏側にも薬剤が回り込むように処理を行いました。このひと手間を省くと、駆除したつもりでも巣の内部に蜂が生き残ってしまうことがあるため、見えにくい箇所ほど丁寧な角度調整が欠かせません。

巣の回収と安全確保

薬剤処理で蜂の活動が収まったのを確認したうえで、巣を外壁から慎重に取り外し、その場で透明なビニール袋に密封して回収しました。回収の時点では巣に成虫が数十匹付いたままで、中には幼虫も残っている状態でした。密封することで、袋の外に個体が出てくることを防ぎながら、防護服を着用した状態で安全に運び出しています。雨で足元が滑りやすい状況だったため、脚立の設置角度や体重のかけ方にもいつも以上に注意を払いながらの作業になりました。

窓枠の下角にあったアシナガバチの巣を撤去し忌避剤を施工した後の外壁の様子
巣を撤去し、再営巣予防の忌避剤を施工した後の様子
回収したアシナガバチの巣。透明な袋に密封された状態
撤去後に密封回収した巣。手のひらほどの大きさで、育房が隙間なく並ぶ
回収したアシナガバチの巣に複数の成虫が付着している様子
回収時、巣にはまだ成虫が数十匹付いたままだった

回収した巣は、手のひらほどの大きさで、シャワーヘッドのような形状の巣盤に育房がびっしりと並んでいました。撤去後の外壁は、巣の付け根(巣柄)の跡も残らないほどきれいに処理し、同じ場所への再営巣を防ぐために忌避剤を施工しています。

戻りバチ対策と施工後の注意

駆除の際、巣そのものにいた蜂は薬剤処理と回収で対応できますが、施工の時点でたまたま外に出て餌を探していた個体(戻りバチ)は現場に居合わせません。こうした個体は、しばらくしてから元の巣があった場所に戻ってきます。巣がなくなっていることに気づかず、同じ場所の周辺を旋回するように飛び回ることがあるため、施工直後は思わぬ場所で蜂を見かけて驚かれることがあります。

今回はこの戻りバチ対策として、営巣箇所に忌避剤を施工し、しばらくの間はその周辺にできるだけ近づかないようご案内する対応を行っています。戻りバチがその場ですぐに新しい巣を作り始めることは多くなく、時間の経過とともに徐々に姿を見せなくなるのが一般的ですが、忌避剤の効果が薄れる前に近づいて刺激してしまうと不要なリスクを負うことになるため、施工後数日は注意が必要です。

今回の施工内容と料金

今回の施工でお客様にご提示した金額は、税込で以下の通りです。

項目 金額(税込)
合計 19,800円

※巣の大きさ・高さ・場所により変動します。サイト共通の目安として、アシナガバチ駆除は8,800円〜。高所作業・特殊機材が必要な場合は追加費用が発生することがあります。正式な金額は現地確認またはお写真をもとにしたお見積もりでご案内しており、ご了承いただいた見積もり金額から追加料金をいただくことはありません。詳しい料金の目安は料金ページをご覧ください。

今回は巣が2階の窓上という、脚立での作業範囲の上限に近い高さにあったため、安定した足場の確保や作業時間の確保に通常より手間がかかっています。今回は雨天という条件も重なっていたため、足元の安全確認にも通常より時間をかけています。

施工後30日以内の再営巣保証について

今回の施工では、施工日を1日目として30日以内に、施工箇所とほぼ同じ位置(水平距離でおおむね30cm以内・同じ壁面や部材)に、同じ種類の蜂が再び営巣した場合、再訪問・再駆除・出張費を含めて無償で対応いたします。蜂の種類が変わった場合や、お客様が高圧洗浄・清掃等で忌避剤を意図的に洗い流された場合、天災・建物の改修などで状況が変わった場合は対象外となり、あらためてお見積もりのうえで対応いたします。ご利用の際は、施工日から30日以内にLINE・お電話・お問い合わせフォームよりご連絡ください。

DIYで蜂の巣駆除を行うリスク

今回のように窓枠の下角や2階の窓上といった高い位置にできた巣は、市販のスプレーだけで対応しようとすると、いくつかのリスクを伴います。

転落・転倒のリスク

2階相当の高さで脚立を使う作業は、慣れていないと不安定になりがちです。特に雨天時や、蜂に驚いて体勢を崩した際は転落事故につながりかねません。今回の現場でも、雨で滑りやすい足元の中での作業には通常以上の注意を払っています。

複数箇所を刺されるリスク

巣に近づいて刺激すると、1匹だけでなく複数の個体から同時に攻撃を受けることがあります。特に9月のように巣が成熟し気性が荒くなりやすい時期は、この傾向が強まります。刺された経験がある方は、次に刺されたときにアレルギー反応(アナフィラキシー)のリスクが上がることも知られており、自己判断での接近は避けるべきです。

駆除しきれず再営巣を招くリスク

市販のスプレーは噴射距離や薬剤量に限りがあり、巣の裏側や隙間の奥まで薬剤が届かないことがあります。今回のように窓枠の下角に寄りかかった巣は、正面からの噴射だけでは処理しきれない典型例です。駆除が不完全だと生き残った個体が同じ場所、あるいは近くに再び巣を作ってしまうことがあります。

戻りバチへの対応が抜け落ちるリスク

巣本体を取り除けても、戻りバチへの対応まで意識できているケースは多くありません。忌避剤の施工や、しばらく近づかないという案内がないまま生活を再開すると、思わぬタイミングで蜂と遭遇してしまうことがあります。

巣を見つけてから駆除までにできること

今回のように巣がすでに手のひらほどの大きさまで育っている場合、駆除の予約までの間もご自身での接近は避けていただく必要があります。専門業者に依頼するまでの間、次のような点に気をつけていただくと安全です。

巣の近くの窓を閉め、洗濯物は室内へ

営巣箇所に近い窓は開けたままにせず、洗濯物やベランダに出したものも一時的に室内へ移していただくことをおすすめします。においや振動に反応して蜂が室内に迷い込むことを防ぐためです。今回の現場のように窓枠の下角に巣がある場合は、そのシャッターの開閉も最小限にとどめるのが安全です。

家族・お子さま・ペットへの周知

巣の場所と、近づいてはいけないことをご家族で共有しておくことも大切です。特にお子さまは興味本位で近づいてしまうことがあり、犬の散歩で庭やベランダに出るタイミングにも注意が必要です。駆除が完了するまでの数日間は、その場所を意識的に避ける動線を作っていただくと安心です。

刺されてしまった場合の応急対応

万が一刺された場合は、まず落ち着いてその場から離れ、患部を水で洗い流したうえで冷やしてください。強いかゆみや腫れが広がる、息苦しさやめまいなどの全身症状が出た場合は、自己判断で様子を見ず速やかに医療機関を受診することが推奨されています。特に過去に蜂に刺された経験がある方は、次に刺されたときの反応が強く出ることがあるため注意が必要です。応急処置の手順は蜂に刺されたときの正しい応急処置でも詳しく解説していますので、あわせてご確認ください。

まとめ|早めのご相談をおすすめします

今回の多摩市連光寺の事例は、窓枠の下角という見つけにくい場所に巣ができ、9月という繁殖のピークに近い時期まで気づかれずに育ってしまったケースでした。雨天という条件下でも、巣の状態や作業環境を見極めながら安全に配慮して施工を行っています。多摩市内では以前にも落合でアシナガバチの巣を駆除した事例をご紹介しており、同じ市内でも営巣場所や現場の条件はさまざまです。

蜂の巣は、見つけた時点ではまだ小さくても、時間の経過とともに個体数も攻撃性も増していきます。「様子を見てから」と先延ばしにするほどリスクが高まりますので、シャッター周りや窓の上などで蜂の出入りに気づいた際は、早めのご相談をおすすめします。八掃除では、LINEでの写真送信によるご相談、お電話、お問い合わせフォームからのご連絡を受け付けております。まずは気軽にお写真をお送りください。なお、お写真を撮る際はハチを刺激しないよう、必ず離れた場所からズームでの撮影をお願いいたします。

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