【相模原市】蜂の巣駆除の助成はなし|市が明言する内容と防護服貸出・2つの紹介窓口

【相模原市】蜂の巣駆除の助成はなし

相模原市は公式ページで、次のようにはっきり書いています。

多くの自治体が「駆除は行っていない」とだけ書くなか、助成についてまで明確に否定しているのが相模原市の特徴です。つまり、補助金を探して時間を使う必要はありません。

そのかわり、市は防護服の貸出2つの紹介窓口を用意しています。この記事では、相模原市で実際に使える支援と、費用を抑える方法を整理します。


📌 本記事の制度・料金・窓口情報は2026年8月時点のものです。自治体の予算編成や条例改正により変更される場合があるため、ご利用前に必ず自治体の公式サイトまたは窓口で最新情報をご確認ください。

目次

目次

  1. 相模原市の対応まとめ
  2. 自己負担がゼロで済むケース
  3. 2つの紹介窓口 ── 造園組合という選択肢
  4. 蜂の種類別・市の推奨対応
  5. 巣の見分け方
  6. 巣ができやすい場所と、市が推奨する予防策
  7. 蜂の1年のサイクルを知る
  8. 刺されないための行動と、刺されたときの対処
  9. よくある質問

1. 相模原市の対応まとめ

項目 内容
市による駆除 行っていない
駆除費用の助成 明確になし(市が公式に明言)
防護服の貸出 あり(予約制)/生活衛生課
業者紹介 相模原造園協同組合、神奈川県ペストコントロール協会

問い合わせ先

  • 生活衛生課(生活衛生班) TEL 042-769-9251
  • 住所:〒252-5277 中央区富士見6-1-1 ウェルネスさがみはら4階
  • 生活衛生課(津久井班) TEL 042-780-1413
  • 住所:〒252-5172 緑区中野613-2 津久井保健センター1階

緑区の津久井・相模湖・藤野方面にお住まいの方は、津久井班が窓口になります。

防護服の貸出について

市は「生活衛生課では防護服の貸し出しをしています(予約制)」としています。ただしこれはアシナガバチの駆除を想定した案内の中で述べられているものです。

スズメバチについては、市は一貫して「専門の業者に依頼してください」としています。 防護服を借りてもスズメバチの自力駆除は避けてください。


2. 自己負担がゼロで済むケース

市は「なお、公園、道路、賃貸住宅などに巣ができている場合は、それぞれの管理者などにご相談ください」と案内しています。

補助金を探す前に、その巣が本当にご自身の負担なのかを確認してください。

巣の場所 連絡先
公園・道路・河川敷 市の管理部署、道路管理者
学校・図書館などの公共施設 各施設の管理者
賃貸アパート・マンション 管理会社・オーナー
分譲マンションの共用部 管理組合
電柱・電線まわり 電力会社・通信会社
職場の建物 施設管理部門

相模原市は政令指定都市で、団地・集合住宅も多い地域です。「自宅の敷地内だと思っていたら共用部だった」というケースは珍しくありません。 慌てて業者に電話する前に、まず一度確認してください。


3. 2つの紹介窓口 ── 造園組合という選択肢

相模原市が紹介しているのは、次の2つです。

① 相模原造園協同組合

庭木の剪定や伐採などを行う造園業の専門家団体です。

項目 内容
電話 042-773-8977
受付時間 平日 午前10時〜午後3時(水曜日を除く
相談・見積り 無料
作業費 有料

庭木の中の巣や、剪定とあわせて相談したい場合に向いています。 「巣を取ってもらったが、また同じ木に作られた」という事態を避けるには、木そのものの手入れが有効なことがあります。

② (公社)神奈川県ペストコントロール協会

有害なネズミ・昆虫の駆除を行う専門業者で構成される公益法人です。

項目 内容
電話 045-681-8585
受付時間 平日(月〜金)午前9時〜午後5時

建物の構造に関わる巣(屋根裏・壁の中・床下など)は、こちらが向いています。

使い分けの目安

巣の場所 向いている窓口
庭木・生垣・植栽の中 造園協同組合
軒下・屋根裏・壁の中・床下・戸袋 ペストコントロール協会
地中・切り株 どちらでも(要相談)

4. 蜂の種類別・市の推奨対応

市の案内
スズメバチ 攻撃性が強く、働き蜂が次々と産まれ巣が大きくなると、自分で駆除することは危険。駆除が必要な場合は専門の業者に依頼
アシナガバチ 巣を刺激しなければ襲ってくることはない。夜間に殺虫スプレーを巣へ直接かけることで、比較的簡単に駆除できる。防護服の貸出あり(予約制)
ミツバチ 非常にたくさんの集団でコロニーを作っていることが多いので、専門業者に依頼することをお勧め

個人での駆除が困難な場合

市は「個人での駆除が困難と思われるとき、ハチアレルギーの人や、アレルギー体質の人は、無理せずに専門の業者に依頼してください(有料)」としています。

アレルギー体質の方は、蜂の種類や巣の大きさにかかわらず、自力駆除を避けてください。


5. 巣の見分け方

相模原市の公式ページは、巣の形による見分け方を写真つきで詳しく解説しています。

スズメバチ

  • 5月から6月ころは、とっくりを逆さにした形
  • それ以降は球状で茶色いマーブル模様
  • 出入り口が下のほうに1つしかないので、ハチは見えない
  • 軒下や庭木にできることが多い
  • 建物のすき間から出入りして屋根裏などに作ることもある

アシナガバチ

  • お椀を逆さにしたような形(半円形)
  • 薄い灰色や薄い茶色などの淡い色
  • 巣穴がたくさん見えるため、ハチや卵がよく見える

ミツバチ(参考)

  • 5月ごろ、電柱や樹木にたくさんのハチが集まっていることがあります
  • 巣と見間違えることがありますが、これは分蜂という巣別れの行為で、1週間ほどでいなくなります
  • 危険でなければそっとしておくのもよいでしょう

判断の決め手

「球状で、出入口が1つで、中の蜂が見えない」 ── これに当てはまったら、ご自身では手を出さないでください。


6. 巣ができやすい場所と、市が推奨する予防策

相模原市が挙げる、巣ができやすい場所です。

  • 植栽、木の洞
  • 軒下、天井裏、壁の中、換気扇内、換気口、床下通気口
  • 閉め切りにした雨戸の戸袋等

市が推奨する予防策

① 春までに庭木を刈り込む

葉が密集した内側は外から見えません。春に刈り込んでおけば、初期の小さな巣を発見しやすくなります。

② 雨戸を定期的に開閉し、点検・補修する

閉めきったままの戸袋は、雨風をしのげる絶好の営巣場所です。使っていない雨戸ほど注意が必要です。

③ 小さいうちに取り除く

初期の巣は駆除費用も大きく抑えられます。「まだ小さいから様子を見よう」が、結果的に一番高くつきます。

洗濯物の取り込み時にも注意

市は「戸外に干した洗濯物を取り込む際に、まぎれこんでいたハチに刺されることがありますので、注意しましょう」と注意喚起しています。実は非常に多い事故パターンです。

家や車の中にハチが入ってきたら


7. 蜂の1年のサイクルを知る

相模原市の公式ページは、蜂の1年を丁寧に解説しています。これを知っておくと、いつ動くべきかが見えてきます。

時期 蜂の状態 巣の状態
5月 冬眠していた女王蜂が目覚め、1匹で巣づくりを開始 あまり大きくない
5〜6月 女王蜂が1匹でエサをとり育児(約1か月間) 少しずつ拡大
6月以降 働き蜂が誕生。女王蜂は産卵に専念 コロニーが爆発的に拡大
9月末ごろ ピーク 最大
10月ごろ 新女王蜂が交尾し、土の中などで冬眠 縮小
巣づくりを始めた女王蜂や働き蜂は死滅 空き巣に

市によれば「残されたハチの巣は再度使われることはありませんが、ほかの小さな昆虫の巣になることがあります」。

つまり、5〜6月が最も対応しやすい時期です。


8. 刺されないための行動と、刺されたときの対処

あわてず、さわがず、近よらず

市が挙げる、刺されないための注意点です。

  • 巣に近づかない
  • 巣を揺らさない
  • 巣の近くで大きな音を立てない
  • 子どもがいたずらをしないように注意する
  • 黒い着衣、化粧品(香水、ヘアスプレー)の匂いはハチを刺激するため、使用に注意する
  • ジュースなど甘い果汁の匂いはハチを刺激するため、飲用場所に注意する

庭木の手入れ中や、洗濯物を取り込んでいるときに気づくことが多いとされています。

もし刺されてしまったら

市の案内は簡潔です。

補足すると、次の手順になります。

  1. すぐにその場を離れる ── 巣の周囲には警戒フェロモンが残ります。姿勢を低くして静かに20m以上離れてください
  2. 傷口を水で洗い、冷やす
  3. 抗ヒスタミン軟膏を塗る
  4. 医療機関を受診する

やってはいけないこと

  • 口で毒を吸い出す
  • アンモニアを塗る(市も明記のとおり効果はありません)
  • 患部をかきむしる

救急要請が必要なサイン

じんましんの全身への広がり、めまい、吐き気、息苦しさ、声のかすれ、意識がもうろうとする ── これらはアナフィラキシーショックの兆候です。ためらわず119番してください。


益虫としてのハチ ── 市の考え方

相模原市は、次のようにも案内しています。

判断の基準は「生活動線にかかっているか」です。玄関・通路・洗濯物を干す場所の近くなら駆除、敷地の奥や高い木の上ならそっとしておく ── この線引きで考えてみてください。


9. よくある質問

Q. 相模原市に助成金が新設される可能性はありますか?

A. 現時点では市が明確に「助成は行っていない」としています。制度は年度ごとに見直されるため、最新情報は生活衛生課(042-769-9251)でご確認ください。

Q. 防護服はどうやって借りるのですか?

A. 予約制です。生活衛生課(042-769-9251/津久井班は042-780-1413)へお電話ください。

Q. 防護服を借りればスズメバチも駆除できますか?

A. おすすめしません。市もスズメバチについては一貫して専門業者への依頼を推奨しています。

Q. 造園組合とペストコントロール協会、どちらに相談すればいいですか?

A. 庭木・植栽の中の巣なら造園組合、建物(屋根裏・壁の中・床下など)の巣ならペストコントロール協会が向いています。

Q. 電柱に蜂が塊で集まっています。巣ですか?

A. 5月ごろであれば、ミツバチの分蜂(巣別れ)の可能性が高いです。巣ではなく、1週間ほどでいなくなります。放水や薬剤で刺激せず、そっとしておいてください。

Q. 蜂がいなくなった空き巣も撤去したほうがいいですか?

A. 再利用されることはありませんが、他の昆虫の巣になることがあります。また同じ場所が翌年狙われるため、撤去とあわせて予防処理をおすすめします。

Q. 冬なら安全ですか?

A. 巣づくりを始めた女王蜂や働き蜂は寒さで死滅するため、空き巣の撤去は冬が最も安全です。


まとめ

  • 相模原市は「駆除も費用の助成も行っていない」と公式に明言しています
  • そのかわり防護服の貸出(予約制)と、2つの紹介窓口があります
  • 公園・道路・賃貸住宅の巣は管理者の対応。自己負担ゼロで済む場合があります
  • 市が推奨する予防策は「春に庭木を刈り込む」「雨戸を定期的に開閉する」「小さいうちに取り除く」
  • アシナガバチは自力駆除も可能。スズメバチとミツバチは専門業者へ

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